2010年02月24日
姿勢の効果
週末は土曜まで風邪で寝込んでしまい、かろうじて日曜の練習で、「姿勢の効果」を試せた。
ほとんどぶっつけでダブルスのゲームがほとんどだったが、効果はやはりあった
まず、一番感じたのは、ボレーにおける安定感とキレ
まわりに来たボレーはほとんど自由自在に打て、キレがすごい。ドロップボレーなど小細工も利いた。
また、苦手なリターンの確率と威力が確実にUPした
セカンドサーブを振り切って、サーバーの足元に沈める、前衛にかかっても威力で圧倒する、といったこれまでになかなかできなかった展開が増えた。
ストロークラリー自体も、何というか、安定感?安心感が増す感じで、落ち着いて打っていける感覚があった。また、スピンがかかりやすいのか、ウォッチされたボールはほとんどINだった。
サーブは、トロフィーポーズで、腹筋が楽。でも威力が出る感じ。楽な展開でサーブキープ率80%。
すべてに共通するのは、0コンマ何秒かの余裕ができる感覚で、落ち着いてさばいていける感覚が印象的だった。
気になった点は、
疲れてきてから、ストロークでひっかける当たりが増えてきたし、ボレーは浮きやすくなった。
バランスが崩れてくると、ボールが浮きやすくなる印象。
あと、腰の向きを意識しすぎたためか、練習後にめったにない腰の疲れ(違和感)が出た。
腰を意識しつつ、いきなりゲームに熱中したため、無理もない気もするが、やはり微妙にイメージが間違っていたのだろう。
総じて、ほとんどすべてのショットでプラスの効果が感じられ、基本的に着眼点は間違っていないようだ。
「正しく、無理のない姿勢」については、まだまだ学ぶ余地がたくさんあるので、そのあたりを追求してみたい。
トッププロが全力で走りながらもスーパーショットを放てるのは、運動神経と筋力とトレーニングだけでは無いような気がする。
彼らの半分、三分の一?のスピードでもいい。自分なりのフルスピードで、あらゆるショットをコントロールする。なおかつ疲れない。
そんな理想のテニスに少しずつでも近づいていきたいものだ。
ほとんどぶっつけでダブルスのゲームがほとんどだったが、効果はやはりあった
まず、一番感じたのは、ボレーにおける安定感とキレ
まわりに来たボレーはほとんど自由自在に打て、キレがすごい。ドロップボレーなど小細工も利いた。
また、苦手なリターンの確率と威力が確実にUPした
セカンドサーブを振り切って、サーバーの足元に沈める、前衛にかかっても威力で圧倒する、といったこれまでになかなかできなかった展開が増えた。
ストロークラリー自体も、何というか、安定感?安心感が増す感じで、落ち着いて打っていける感覚があった。また、スピンがかかりやすいのか、ウォッチされたボールはほとんどINだった。
サーブは、トロフィーポーズで、腹筋が楽。でも威力が出る感じ。楽な展開でサーブキープ率80%。
すべてに共通するのは、0コンマ何秒かの余裕ができる感覚で、落ち着いてさばいていける感覚が印象的だった。
気になった点は、
疲れてきてから、ストロークでひっかける当たりが増えてきたし、ボレーは浮きやすくなった。
バランスが崩れてくると、ボールが浮きやすくなる印象。
あと、腰の向きを意識しすぎたためか、練習後にめったにない腰の疲れ(違和感)が出た。
腰を意識しつつ、いきなりゲームに熱中したため、無理もない気もするが、やはり微妙にイメージが間違っていたのだろう。
総じて、ほとんどすべてのショットでプラスの効果が感じられ、基本的に着眼点は間違っていないようだ。
「正しく、無理のない姿勢」については、まだまだ学ぶ余地がたくさんあるので、そのあたりを追求してみたい。
トッププロが全力で走りながらもスーパーショットを放てるのは、運動神経と筋力とトレーニングだけでは無いような気がする。
彼らの半分、三分の一?のスピードでもいい。自分なりのフルスピードで、あらゆるショットをコントロールする。なおかつ疲れない。
そんな理想のテニスに少しずつでも近づいていきたいものだ。
2010年02月17日
体幹のカタマリをつくる
ちょっとインパクト大きそうな気付きが
前回のスプリットステップの跳び方について、「腰下を前に跳ばす」、「踵重心」などのポイントに触れたが、この「姿勢」について、さらに考えてみた。
これまで、良い姿勢というと、背筋を伸ばし、腰は少し後ろに反らし気味にする(いわゆる「気をつけ!」の姿勢)ものと思っていた。
しかし、「踵重心」などは腰を後ろに反らせることとは何か矛盾するように感じた。また、通っているヨガの先生も、「腰は無理に反らせない」とおっしゃっていた。
そのあたりを考えて、
腰を後ろに反らさず、上体とまっすぐ、もしくはほんの少し前に出す
くらいの感覚で素振りをしてみた。
すると、、、構えからスイングすべてのバランスが整い、かつ滑らかな脱力スイングが自然に出来るではないか
構えにおいて、
・腰を落としても、足腰への負担が非常に軽くなる。
・上体の垂直を維持しやくすくなる。
スイングにおいては、
・腕を脱力した状態で、体幹の回転で楽にラケットが振れる。
・スイングが滑らかで大きくなり、かつ軌道が安定する。
と、とにかく、自分的には良いことずくめ
はてさて、これは一体どういうことだろうか
素振りをして気付いたのは、腰を反らさず、この姿勢を維持すると、肩から尻の下まで、(横から見て)
「まっすぐな体幹のカタマリ」
のようなものが出来る感覚がある、ということ。
股関節を境にして、大きな体幹のカタマリ全体がゆったりと回る感じで、腕は脱力状態できれいに体の回転につられて自然に前方の大きく振りだされる。
一方、腰を反らせると、自分の場合、体幹がウエスト(ヘソの位置)で途切れる(折れる?)感覚があり、スイング自体も小さくぎこちなくなってしまう。また、腰まわりの筋肉が緊張して疲れやすい。
この姿勢を作るには、いわゆる「丹田」(ヘソ下三寸と言われる)の位置に意識を置き、ほんの少し力を入れてみると、腰もほんの少し前に出て(骨盤の向きは少し後傾)ちょうど良い感じになるようだ。
ちなみにストロークだけでなく、ボレー、サーブも素振りしてみたが、いずれも同様の効果が感じられた。
楽にバランスが取れ、スイングが楽で、スイング軌道がぶれにくい
特に、腕でぎこちなく細工してしまう癖がある自分にとって、これはとてもありがたい。
しかし、「気をつけ!」の姿勢が「良い姿勢」と思い込んでいたが、運動する場合、これはまた別物なのかもしれない。
今週末は2回練習の機会があるが、さてさて効果はいかに
これは楽しみだ
前回のスプリットステップの跳び方について、「腰下を前に跳ばす」、「踵重心」などのポイントに触れたが、この「姿勢」について、さらに考えてみた。
これまで、良い姿勢というと、背筋を伸ばし、腰は少し後ろに反らし気味にする(いわゆる「気をつけ!」の姿勢)ものと思っていた。
しかし、「踵重心」などは腰を後ろに反らせることとは何か矛盾するように感じた。また、通っているヨガの先生も、「腰は無理に反らせない」とおっしゃっていた。
そのあたりを考えて、
腰を後ろに反らさず、上体とまっすぐ、もしくはほんの少し前に出す
くらいの感覚で素振りをしてみた。
すると、、、構えからスイングすべてのバランスが整い、かつ滑らかな脱力スイングが自然に出来るではないか
構えにおいて、
・腰を落としても、足腰への負担が非常に軽くなる。
・上体の垂直を維持しやくすくなる。
スイングにおいては、
・腕を脱力した状態で、体幹の回転で楽にラケットが振れる。
・スイングが滑らかで大きくなり、かつ軌道が安定する。
と、とにかく、自分的には良いことずくめ
はてさて、これは一体どういうことだろうか
素振りをして気付いたのは、腰を反らさず、この姿勢を維持すると、肩から尻の下まで、(横から見て)
「まっすぐな体幹のカタマリ」
のようなものが出来る感覚がある、ということ。
股関節を境にして、大きな体幹のカタマリ全体がゆったりと回る感じで、腕は脱力状態できれいに体の回転につられて自然に前方の大きく振りだされる。
一方、腰を反らせると、自分の場合、体幹がウエスト(ヘソの位置)で途切れる(折れる?)感覚があり、スイング自体も小さくぎこちなくなってしまう。また、腰まわりの筋肉が緊張して疲れやすい。
この姿勢を作るには、いわゆる「丹田」(ヘソ下三寸と言われる)の位置に意識を置き、ほんの少し力を入れてみると、腰もほんの少し前に出て(骨盤の向きは少し後傾)ちょうど良い感じになるようだ。
ちなみにストロークだけでなく、ボレー、サーブも素振りしてみたが、いずれも同様の効果が感じられた。
楽にバランスが取れ、スイングが楽で、スイング軌道がぶれにくい
特に、腕でぎこちなく細工してしまう癖がある自分にとって、これはとてもありがたい。
しかし、「気をつけ!」の姿勢が「良い姿勢」と思い込んでいたが、運動する場合、これはまた別物なのかもしれない。
今週末は2回練習の機会があるが、さてさて効果はいかに
これは楽しみだ
2010年02月11日
スプリットステップの跳び方
テニスの基本で必ず語られるスプリットステップについて、スクール練習で、結構大事そうなポイントの気付きがあったので、記録記録
気付いた点は、バランスと反応が良くなるスプリットステップの「跳び方」。
4UPの形式でボレーの練習をした時、はじめは正面のコーチから不意に打たれるストレートのボールにうまく反応できず、反応できてもバランスが悪くミスが多かった。
自分が休みのタイミングでコーチのステップを眺めていて、ふと気付いたのが、スプリットステップで着地した時の姿勢。
上体は垂直で、腰から下は「高い椅子に腰かける」ような形で、少し沈み込んでいる。
以前にストロークの構えにおける「踵重心」について書いたが、ストロークにおいても、後ろ軸足側の腰から下が常に「腰かけ」姿勢のように感じられていた。もしやボレーの構えも同じことかもと思い、さっそく試してみた。
腰から下だけ、少し前方へ跳ぶ
着地は、気持ち踵重心で、高い椅子に腰かけるような形で少し沈み込む。(上体は垂直)
結果は上々
・反応できなかったストレートのボールも余裕を持って返せた。
・センターよりのボールもスムーズにポーチできた。
・ふいに来る浮き球も落ち着いて、バランスよく叩きにいけた。
あと、別のコーチのアドバイスに従って、ステップを小さくし、ジャンプというより、ほんの少し体を沈み込ませるようにしてみた。
これまた上々!
ストレートアタックにも素早く反応できて、余裕がある分コースや回転で狙っていけた。
これって古武術でいうところの「膝の抜き」というやつかもしれない。
膝を瞬時に緩めることで、かすかに両足を浮かせ、体を沈めるような動き。急な動き出しや、方向転換の際、筋肉の反動で動くより、素早く動ける、ということでよく紹介されている。
コーチの言う小さいスプリットステップは、「膝の抜き」に近いようだ。確かに反応の速さが違った気がする。
腰から下を少しだけ前方にステップ(「膝の抜き」)することで、その後のボレーのバランスもよくなるようだ。
ちなみに、リターンの際、前方に踏み込みながらスプリットをしろ、とよく言われるが、もしかすると、これも腰下前方ステップを実践するための初期動作なのかも
次回の練習では、是非そのあたりの感覚を試してみたい。
スプリットステップは、あらゆる場面での必須科目なので、そのコツが掴めれば、全体的なプレーの質を上げられるかもしれない。
またまた、楽しい課題(検証仮説)が増え、頭でっかちになる一方だが。。
気付いた点は、バランスと反応が良くなるスプリットステップの「跳び方」。
4UPの形式でボレーの練習をした時、はじめは正面のコーチから不意に打たれるストレートのボールにうまく反応できず、反応できてもバランスが悪くミスが多かった。
自分が休みのタイミングでコーチのステップを眺めていて、ふと気付いたのが、スプリットステップで着地した時の姿勢。
上体は垂直で、腰から下は「高い椅子に腰かける」ような形で、少し沈み込んでいる。
以前にストロークの構えにおける「踵重心」について書いたが、ストロークにおいても、後ろ軸足側の腰から下が常に「腰かけ」姿勢のように感じられていた。もしやボレーの構えも同じことかもと思い、さっそく試してみた。
腰から下だけ、少し前方へ跳ぶ
着地は、気持ち踵重心で、高い椅子に腰かけるような形で少し沈み込む。(上体は垂直)
結果は上々
・反応できなかったストレートのボールも余裕を持って返せた。
・センターよりのボールもスムーズにポーチできた。
・ふいに来る浮き球も落ち着いて、バランスよく叩きにいけた。
あと、別のコーチのアドバイスに従って、ステップを小さくし、ジャンプというより、ほんの少し体を沈み込ませるようにしてみた。
これまた上々!
ストレートアタックにも素早く反応できて、余裕がある分コースや回転で狙っていけた。
これって古武術でいうところの「膝の抜き」というやつかもしれない。
膝を瞬時に緩めることで、かすかに両足を浮かせ、体を沈めるような動き。急な動き出しや、方向転換の際、筋肉の反動で動くより、素早く動ける、ということでよく紹介されている。
コーチの言う小さいスプリットステップは、「膝の抜き」に近いようだ。確かに反応の速さが違った気がする。
腰から下を少しだけ前方にステップ(「膝の抜き」)することで、その後のボレーのバランスもよくなるようだ。
ちなみに、リターンの際、前方に踏み込みながらスプリットをしろ、とよく言われるが、もしかすると、これも腰下前方ステップを実践するための初期動作なのかも
次回の練習では、是非そのあたりの感覚を試してみたい。
スプリットステップは、あらゆる場面での必須科目なので、そのコツが掴めれば、全体的なプレーの質を上げられるかもしれない。
またまた、楽しい課題(検証仮説)が増え、頭でっかちになる一方だが。。
2010年02月01日
やさしく待ち構える
今回は、先日習ったスマッシュのコツについての備忘録。
サーブとスマッシュ共通の課題だが、どうしてもボールを「手で打ちに行って」しまう。
無意識にグリップを厚く握り替えてまで叩きにいく癖が染みついている。そして強打したボールはネットかアウト
これをどうにか治したいと、とあるレッスンに参加したが、これが大HIT
まず、そこで習ったボールを待つ「気持ち」、が結構ためになった。
飛んでくるボールを一生懸命に「叩き」にいってはいけない。
ボールに、
「おいでおいで~。叩いたりしないから~」
という気持ちだそうな。
なんのこっちゃと思いつつ、子犬か子猫にでも「おいでおいで」をするようなやさしい?気持ちでボールを見てみた。
すると、不思議なことに飛んでくるボールを追うときの気持ちにゆとりができるのか、かなり広範囲に確実にボールの下に入れるではないか
なおかつ、「叩かない」ので、待ち構えたところに落ちてきたボールを「脱力グリップ」で「ペタン」と合わせる?ような感覚で楽~に捉えることができた。ロブVSスマッシュ練習でも、9割近い確率で、それも結構伸びのあるスマッシュを続けることが出来て驚きだった。
あと、打つ時のポイントは、
リラックスしたよい姿勢から腰主導でスイングを始めること。
グリップは当然「脱力」。
この腰主導のリズムに乗ると、叩くではなく、楽~に打点を合わせることができ、余裕がある分コースも狙っていける。
スピンロブは無かったものの、ベースライン近くのロブをしっかりスマッシュで打ちきれたのは初めてかも
スマッシュの苦手意識がこのレッスンで払しょくされたかもしれない。
スマッシュが好きになれば、ロブを恐れずどんどんネットに出てプレッシャーを掛けられる。
この感覚を忘れないうちにバシバシ練習したい。
サーブとスマッシュ共通の課題だが、どうしてもボールを「手で打ちに行って」しまう。
無意識にグリップを厚く握り替えてまで叩きにいく癖が染みついている。そして強打したボールはネットかアウト
これをどうにか治したいと、とあるレッスンに参加したが、これが大HIT
まず、そこで習ったボールを待つ「気持ち」、が結構ためになった。
飛んでくるボールを一生懸命に「叩き」にいってはいけない。
ボールに、
「おいでおいで~。叩いたりしないから~」
という気持ちだそうな。
なんのこっちゃと思いつつ、子犬か子猫にでも「おいでおいで」をするようなやさしい?気持ちでボールを見てみた。
すると、不思議なことに飛んでくるボールを追うときの気持ちにゆとりができるのか、かなり広範囲に確実にボールの下に入れるではないか
なおかつ、「叩かない」ので、待ち構えたところに落ちてきたボールを「脱力グリップ」で「ペタン」と合わせる?ような感覚で楽~に捉えることができた。ロブVSスマッシュ練習でも、9割近い確率で、それも結構伸びのあるスマッシュを続けることが出来て驚きだった。
あと、打つ時のポイントは、
リラックスしたよい姿勢から腰主導でスイングを始めること。
グリップは当然「脱力」。
この腰主導のリズムに乗ると、叩くではなく、楽~に打点を合わせることができ、余裕がある分コースも狙っていける。
スピンロブは無かったものの、ベースライン近くのロブをしっかりスマッシュで打ちきれたのは初めてかも
スマッシュの苦手意識がこのレッスンで払しょくされたかもしれない。
スマッシュが好きになれば、ロブを恐れずどんどんネットに出てプレッシャーを掛けられる。
この感覚を忘れないうちにバシバシ練習したい。